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ISOアイ・エス・オーわる い面について

ここまでは、“ ISOアイ・エス・オー って 素晴すばら らしいものだ”という事を書いてきました、しかし、 筆者ひっしゃISOアイ・エス・オーまわ し者ではなく、 筆者自身ひっしゃじしん は、 ISOアイ・エス・オーきら いです。

ISOアイ・エス・オー は、上手に 運用うんよう すれば、良い事が 一杯いっぱい ありますが、 失敗しっぱい すると、デメリットもまた 莫大ばくだい なのです。皆さんも うわさ に聞いた事があると思いますが、 ISOアイ・エス・オーい 回されて血を吐く思いをした 中間管理職ちゅうかんかんりしょく の方が、もの すご く沢山おられます。 

この 記事きじ を読んだ 皆様みなさま には、ISOで 不幸ふこう な目に わないようにして 頂きたく思います。 そこで、 現状げんじょう を出来る限り 忠実ちゅうじつしる し、 最後さいご に、これから ISOアイ・エス・オー をどのように考え、どのように 運用うんよう すべきかを 考察こうさつ して行きたいと思います。

日本の 常識じょうしき は世界の 非常識ひじょうしき

国際的こくさいてき企業きぎょうISOアイ・エス・オー を取るという事は、ほぼ 常識じょうしき となっています。 ですが、 世界的せかいてき に見れば、 ISOアイ・エス・オー を取るという事は、“金で買う事が出来る”のです。

筆者ひっしゃ経験けいけん では、海外では、 商品生産工程しょうひんせいさんこうてい のトレーサビリティーが無い、例えばロット 番号ばんごう概念がいねん も無いような 企業きぎょう が、 堂々どうどうISOアイ・エス・オー を取っているといった事があります。  ちなみに、ロット・トレーサビリティーを持っていないという事は、 出荷しゅっか した 商品しょうひん が、自分の会社で、どんな 材料ざいりょう を使って、どんな 工程こうてい を通って、 何時いつ 作られたものかが全く解らないという事です。 日本で ISOアイ・エス・オー (この場合ISO9001)を取っている 企業きぎょう で、ロット 番号ばんごう ( 何時生産いつせいさん したものかが解るコード)の 概念がいねん を持っていない 企業きぎょう など無いと思います。

真面目まじめ に取り組み過ぎる日本人

過去かこ に日本の 企業きぎょうISOアイ・エス・オー を取るとなると、もの すご い量の 書類しょるい が増えると言われて来ました。  中間管理職ちゅうかんかんりしょく人達ひとたち は、 莫大ばくだい時間じかん けて 書類しょるい整備せいび せねばならず、 本来ほんらい の仕事を ほう り出して、 ISOアイ・エス・オー書類しょるい を作り続ける 羽目はめ になった事も多かったのです。  認証会社にんしょうがいしゃ認証会社にんしょうがいしゃ で、 何千なんぜん ページにも およ ぶ、 書類しょるい荒探あらさが しに明け れ、会社は、 ISOアイ・エス・オー を取るために 増員ぞういん するのも当り前、会社は、 ISOアイ・エス・オー のおかげで 貧乏びんぼう になる事もよくありました。  ISOアイ・エス・オー が取れたら取れたで、その後、仕事が変化すると、それに ともな い、大量の 書類しょるい編集作業へんしゅうさぎょう っていました。  川上企業かわかみきぎょう ( 下請したう け)も、 顧客こきゃく である 川下企業かわしもきぎょう ( 大企業だいきぎょう ) が ISOアイ・エス・オー を取るとなると、 様々さまざま書類しょるい要求ようきゅう される事となり、これまた 莫大ばくだい手間てま が、発生するのだけれど、 手間てま は発生しても、金は はら ってもらえず “ 義務ぎむ である!”の 一言ひとことかた づけられたのです。  これが、 過去かこISOアイ・エス・オー しき 実態じったい でした。

認証会社にんしょうがいしゃ はザルになった

ISOアイ・エス・オー認証会社にんしょうがいしゃ審査員しんさいん は、20 年前ねんまえ は、 顧客こきゃく から “ 先生 ” と呼ばれ、 顧客こきゃくきび しい事を言って、 厳格げんかくISOアイ・エス・オー に対応させようとしていました。  業務上ぎょうむじょう 、全く、役に立たない 書類しょるい を大量に作成させた上、“ つじつまが合っていない ” などと さら修正しゅうせい させたりもしていました。 日本は、おそらく世界でもダントツで ISOアイ・エス・オー を取るのが むつか しい国だったはず。  近年きんねん になりリーマンショックの際に、大量に 顧客こきゃく を失った ISOアイ・エス・オー認証会社にんしょうがいしゃ は、“ どれだけ楽に ISOアイ・エス・オー を取らせるか ” を 追及ついきゅう しなければならなくなりました。  すで に、力のある会社は ISOアイ・エス・オー を取ってしまっていて、残るのは小さな会社だけになっていました。  そこにリーマン・ショックが来たので、何としても ISOアイ・エス・オー を取るのは 手間てまかか るという うわさ払拭ふっしょく しなければ、 認証会社にんしょうがいしゃ は、客を増やす事が出来なくなったからです。  ISOアイ・エス・オー取得しゅとく する 手間てま を20 年前ねんまえ と今を 比較ひかく すると、10 たい 1くらいの差があるでしょう。 昔 ISOアイ・エス・オー を取った会社は、 ある意味バカを見たと言う事になるのかも知れません。 今や、 認証会社にんしょうがいしゃ審査員しんさいん は、 “ ISOアイ・エス・オー のために 極力時間きょくりょくじかん かないでください” という言葉を かえ すようになりました。

日本の 改善活動かいぜんかつどうISOアイ・エス・オー との違い

昔からある日本の 改善活動かいぜんかつどうISOアイ・エス・オー との 根本的こんぽんてき 違いはありません。
違いがあるとすれば、 ISOアイ・エス・オー という言い方が世界で 通用つうよう し易いというだけです。

日本の会社が、海外との 取引とりひき をする場合、海外の 企業きぎょう が日本の 企業きぎょう に求めるのは、 世界一せかいいち品質ひんしつ技術ぎじゅつ である事が多いはず。 海外の 企業きぎょう は、日本の 企業きぎょうISOアイ・エス・オー を取っているから、そこの会社の 品質管理体制ひんしつかんりたいせい信頼しんらい できるなどと 考えると思いますか? そもそも、海外の 企業きぎょう が、日本レベルに少しでも 近付ちかづ きたいので作ったのが ISOアイ・エス・オー であるはず。  何故なぜ 、世界の 手本てほん とされるべき 日本が、レベルの低い海外の 品質管理基準ひんしつかんりきじゅん翻弄ほんろう されないといけないのでしょうか?

そもそも、日本には ISOアイ・エス・オー など必要なかったのです。  極端きょくたん な言い方かも知れませんが、 日本式にほんしき改善活動かいぜんかつどう に取り組んでいた 企業きぎょう は、 ISOアイ・エス・オー に対応するために、 認証会社にんしょうがいしゃ莫大ばくだい書類しょるい を書かされました。 それによって 莫大ばくだい時間じかん無駄むだ になったように思えてなりません。

唯一ゆいいつISOアイ・エス・オー取得しゅとく するメリットがあるのは、 うで の良い1人のスーパーマン ( 普通ふつう社長しゃちょう ) が、 引退いんたい するだけで、 つぶ れてしまうような会社でしょう。  社長しゃちょう さんの 突出とっしゅつ した 技術ぎじゅつかお だけで、仕事をもらっているような 板金屋ばんきんや さんの 将来しょうらい には きび しいものがあります。 そういった 状態じょうたい から 脱却だっきゃく するために、 ISOアイ・エス・オー取得しゅとく念頭ねんとう に置き、 一端いっぱし企業きぎょう成長せいちょう する事を考える事が、 事業存続じぎょうそんぞく近道ちかみち となる場合もあるでしょう。

板金屋ばんきんや さんが、これから ISOアイ・エス・オー取得しゅとく する場合

まず、 自分達じぶんたち の会社にとって、 不足ふそく しているのは何かを考えるべきでしょう。 例えば、 簡単かんたん組織図そしきず しかなければ、 詳細しょうさい組織図そしきず を作るべきでしょう。  生産のフローが無ければ、作っておくのも良いでしょう。 作り方が解らない場合は、 認証会社にんしょうがいしゃ相談そうだん すれば、コンサル会社を 紹介しょうかい してくれる事でしょう。  自分達じぶんたち のペースで、 少すずつ 理想りそう に近づけて行く事を行えば、それで良いのです。  結局けっきょく は、昔からある日本の 改善活動かいぜんかつどう と同じです。 今や、それをやっていれば、 認証会社にんしょうがいしゃ は、 ISOアイ・エス・オー を取らせてくれる時代になりました。 そこのところを、正しく 理解りかい している 認証会社にんしょうがいしゃ を数ある 認証会社にんしょうがいしゃ から えら べば、それで、 ISOアイ・エス・オー取得しゅとく 出来ます。

ISOアイ・エス・オー を昔のままの 解釈かいしゃく認証にんしょう しようとしている 認証会社にんしょうがいしゃ審査員しんさいん激減げきげん しましたが、 ISOアイ・エス・オー取得しゅとく せねばならなくなった 板金屋ばんきんや さんが、あわてて、昔の うわさ や、昔の本などによって 勘違かんちが いしてしまう事が心配です。




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