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鉄は、燃える?

誰でも 鉄鍋てつなべ が燃えない事は知っていると思います。 でも、スチールウールは 燃えるという事を 御存ごぞん じでしょうか?  鉄鍋てつなべ とスチールウールは、同じ鉄で出来ているのに、 鉄鍋てつなべ は燃えなくて、スチールウールは燃える。 その 違いは何でしょうか?

その違いは、 表面積ひょうめんせき の違いです。 スチールウールは、同じ おも さの鉄の かたまりくら べて空気に れる 面積めんせき が大きい。 鉄は空気に れると 空気中くうきちゅう酸素さんそ反応はんのう を起こして 酸化さんか が進みますが、 逆に言えば、空気に れていない 部分では 酸化さんか は進みません。

細かい話ですが、 金属独特きんぞくどくとく原子げんし の結びつき方を 金属結合きんぞくけつごう と言います。  この事と、金属が、見た目 ピカピカと光っている事には大きな 関係かんけい があります。  ピカピカと 光っているのは 自由電子じゆうでんし です。  自由電子じゆうでんし は、他の 物質ぶっしつ結合けつごう しようとする 性質せいしつ を持っているのです。  例えるならば、鉄の 表面ひょうめん にサブミクロンレベルの 接着剤せっちくざい ったようなイメージでしょうか?  周囲しゅうい の他のものが鉄の 表面ひょうめん れると、くっついてしまうわけです。  くっついたものが 酸素さんそ の場合 、その 瞬間しゅんかん に熱が発生して、その 部分は光らなくなります。

なお、 酸化さんか する事と燃える事は、ほとんど同じで 反応速度はんのうそくど が違うだけです。 当然とうぜん 、スチールウールに水を らすと、水にも 酸素さんそ が含まれているので 数時間すうじかん赤錆あかさ びだらけになったりもします。

スチールウールのように 繊維せんい や、細かい 粉状こなじょう になった時、 普段ふだん は燃えないはずの鉄が燃えるようになるのです。

例えば、グラインダーで鉄を けず った時には、美しい火花が出ます。 これは、グラインダーによって鉄が 粉状こなじょう になった 瞬間しゅんかん に、 衝撃しょうげき によって、この 鉄粉てっぷん着火ちゃっか するからです。

実は、この火花の大きさや 色によって、大まかな、鉄の かた さや、 含有物質がんゆうぶっしつ の量を知る事もできます。 かた さによって、飛び 鉄粉てっぷん の量が変化したり、 燃焼ねんしょう であるため 炎色反応えんしょくはんのう が発生するからです。

他には、 鉄粉てっぷん が美しく燃える事を 利用りよう している、おもちゃ( 芸術品げいじゅつひん ?)もあります。それは 線香花火せんこうはなび です。  線香花火せんこうはなび には、 鉄粉てっぷん が入っていて、 あの 綺麗きれい発光はっこう は、 鉄粉てっぷん燃焼ねんしょう によって発生するのです。  実際じっさい鉄粉てっぷん を使って、お 手製てせい線香花火せんこうはなび を作って楽しむ方法が書いてある HPホームページ もあります。

これらの話からも、鉄は細かくなると燃えるという事をご 理解りかい して頂けたと思います。

バリ取り機の 内部ないぶ で、 板金製品ばんきんせいひん のエッジを 研磨けんま した際に出る 粉塵ふんじん に、火が付いて燃え上がる 可能性かのうせいきわ めて低いものです。  しかし、バリ取り機の 内部ないぶ清掃せいそう何カ月なんかげつ も行わなければ、 鉄粉てっぷん が 大量に まる事になります。 そこに、 運悪うんわる く 大きなバリを持つワークをガリガリと 研磨けんま し、火花などが そそ げば、モクモクと けむり が出る場合もあります。

清掃せいそう重要性じゅうようせい注意点ちゅういてん

このような事は、 基本的きほんてき にバリ取り機の 内部ないぶ清掃せいそう を行えば、発生する事はありません。  取扱説明書とりあつかいせつめいしょ にも 明記めいき されている事ですが、くれぐれもバリ取り機の 内部ないぶ清掃せいそう は、 毎日必まいにちかなら ず行って下さい。

また、 鉄以外てついがい の、ほとんどの金属も 粉塵ふんじん となれば燃えます。 板金屋ばんきんや さんでよく加工される 非鉄金属ひてつきんぞく (アルミ、 どう 、チタン、ニッケル)のバリ取りを行った場合は、 鉄粉てっぷん よりも 着火ちゃっか可能性かのうせい が高くなりますので注意が必要 です。

さらに、 注意すべきなのは、 鉄以外てついがい非鉄金属ひてつきんぞく のバリ取りを行なった 粉塵ふんじん と、 従来じゅうらい の鉄の 粉塵ふんじん が、混ざったりした場合の話です。 このような場合には、組合せによって、 燃焼ねんしょう可能性かのうせい が高くなりますので、ワーク 材質ざいしつ が変わった時には、 入念にゅうねん清掃せいそう を行ってから次のバリ取りを行うようにすべきです。

特にアルミの場合は、 粉塵爆発ふんじんばくはつ可能性かのうせい があり、 一番、爆発いちばん、ばくはつ可能性かのうせい が高いのはバリ取り 機内きない ではなく、 集塵機しゅうじんき の中です。 日常的にちじょうてき にアルミのバリ取りを行う場合は、 集塵機しゅうじんき選択等せんたくなど にも注意せねばなりません。  オーセンテックさんでは、 安全にバリ取り機を 御使用頂ごしよういただ くためのコンサルティングを 行っておられます。




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