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CAD/CAMキャド/キャム ろん

今や 図面ずめん をドラフターで 手書てが きする 人は、ほぼいなくなりました。 パソコンに大きな 画面がめん をつないで、CADを使って 図面ずめん を書くのが 普通ふつう の中。  板金屋ばんきんや さんでも 図面ずめん を書く人がいる場合は、ほぼ 例外無れいがいなくCADキャド を使っています。

よく、 わか い人が“ CADキャド が使えるようになりたい”などと 口にするようになりましたが、 CADキャド って 一体何いったいなに なのでしょうか?  CADキャド に関する本も 沢山出たくさんで ていて、 今更いまさら という 感じも いな めないのですが、このページでは、そういった 本とは少し違 った 側面そくめん から CADキャド そして CAMキャム について述べてみたいと思います。

語 られていないCADキャドCAMキャムの 歴史

CADキャドとは、 Computer Aided Designコンピュータ・エイディッド・デザイン を略したもので日本語訳 は『コンピュータ 支援設計しえんせっけい 』です。  Computer Assisted Designコンピュータ・アシスティッド・デザイン という せつ もありますが、こちらは 本来ほんらい間違まちがい いです。 CADキャドが 日本に最初に 紹介しょうかい されたのは、 昭和しょうわ 40 年代ねんだい で、 当時とうじ通産省つうさんしょう機械技術研究所きかいぎじゅつけんきゅうしょ で『コンピュータによる 自動設計じどうせっけい 』の 研究けんきゅう を行い、 成果せいか発表はっぴょう された事から始まります。 

この 研究けんきゅう に、使われたメインフレーム・コンピュータの大きさは、 部屋へやかべ をブチ かないと入らない大きさで、 図形処理ずけいしょり をコンピュータに実行させ、 即時編集そくじへんしゅう するためには、どんなプログラミングを行えば良いのかなど、 現在げんざいCADキャド でも用いられている 機能きのう の多くがこの時代に 存在そんざい していました。 “安いミニコンでも 一部実現可能いちぶじつげんかのう だ”という話になりましたが、ミニコンでも 箪笥たんす よりも大きくて、2 億円おくえん くらいするという話を聞いて こし けそうになった事を覚えています。

この時に、 Computer Aided Designコンピュータ・エイディッド・デザイン を略して CADキャド と呼ぶものであると発表されました。  合わせて CAMキャム同時どうじ紹介しょうかい されていて、むしろ、 CAMキャムの 方が 重要じゅうよう であるという 内容でした。

単純たんじゅん には、 図面ずめん に書いた 情報じょうほう が、NC 工作機械こうさくきかい やロボットに流れてゆくと考えますが、それは、 日常にちじょう情報処理工程じょうほうしょりこうてい であり、 生産側せいさんがわ情報じょうほうCAMキャム 側)を 如何いか設計側せっけいがわCADキャド 側)に流すかが 重要じゅうよう であるとされていたのです。  生産現場せいさんげんば を良くご 存知ぞんじ先生方せんせいがた が、CAD/CAMキャド/キャム というシステム・インテギュレートを考えた時、 現場げんば を知らない 図面ずめん というのはありえないという 点を 強調きょうちょう する事が、日本の 設計技術せっけいぎじゅつ発展はってん させるために必要であると考えたからです。

ところが、日本や世界における CADキャドCAMキャム開発かいはつ は、そういった 当初とうしょ崇高すうこう な思いとは 裏腹うらはら発展はってん げました。 CADキャドは、 Computer Aided Designコンピュータ・エイディッド・デザイン ではなく Draftingドラフティング とか Drawingドローイング つまり、お かきに 終始しゅうし する時代が約20年間続 いたのです。

現実 のCAD/CAMキャド/キャム

CADキャド というのは、あくまで、 せん描画びょうが する 描画びょうが ツールであって、JISに ったカラスの 足跡あしあと とか、 一点鎖線いってんさせん手早てばや く書けたり、 図面ずめん のコピペが 簡単かんたん にできるソフトウエアとなりました。 つまり、 作れようが作れまいが、 は書けてしまう。 それが CADキャド という事になりました。

文章を 入力にゅうりょく するならワードプロセッサ。 その 代表だいひょう はMS Wordです。 絵を 入力にゅうりょく するなら PhotoShop のような 画像編集がぞうへんしゅう ソフト。 他にもアニメ作成ツールやDTP( 電子卓上出版でんしたくじょうしゅっぱん ) もあります。  CADキャドは、そういった くく りの中の1つだと 理解りかい されたのです。 そんな 調子ちょうし なので、 CADキャド 開発会社かいがつがいしゃ は、 Computer Aided Designコンピュータ・エイディッド・デザイン という 肩書かたがき きを てて、 Computer Aided Draftingコンピュータ・エイディッド・ドラフティング であると言い続ける時代が続き、今でもこの話を 意識いしき しておられる 開発者かいはつしゃ も多いようです。

CAMキャムCAMキャムで、 各工作機械別かくかこうきべつ というか 機械きかい のバージョン別に、 機械きかい メーカーが 開発かいはつ する事が多く、 CADキャド から DXF形式ディーエックスエフけいしきIGES形式アイジイーエスけいしき でデータを読み込むのだけれど、 半数以上はんすういじょう は、ダイレクトに CAMキャムにデータ 入力にゅうりょく している事が多いようです。 CAMキャム開発かいはつ する事は実に 大変たいへん で、 機械きかい機能きのう を100%使いこなせるCAMキャムというのは、 いま登場とうじょう しているのかどうかにさえ 疑問ぎもん が残ります。

CAMキャム選定せんてい する時に“ 機械きかい が新しくなったら、このCAMキャムはどうやって 対応するのですか?”と聞くと、 “ドライバーで対応します”という答えが かえ って来る事がありますが、プリンターならば、必ず 定型ていけい の紙に 印字いんじ を行うために、 突飛とっぴ なものはありませんが、 加工機械かこうきかい は、 突飛とっぴ機械きかい を作る事が 使命しめい のようになっていますし、そもそも、プリンターを含むパソコン 周辺機器しゅうへんきき とは 生産台数せいさんだいすう が全く違うので、多くの場合、この答えは 論理的ろんりてき矛盾むじゅん しています。

機械きかいCAMキャム開発かいはつ するのは、 加工機かこうき メーカーの仕事でしたが、 開発費用かいはつひよう捻出ねんしゅつ する事には つね苦労くろう していて、 何処どこ のメーカーもCAMキャムとは、 付かず ばな れずの 政策せいさく を取るしかありませんでした。

現在げんざい板金屋ばんきんや さんが使っている CAD/CAMキャド/キャム 非常ひじょうすぐ れているという話をよく耳にします。  ただ し、これらがきちんと使いこなせる人が少ないという点が 最大さいだい の問題点と言えるはずです。 その 理由の1つは、こういった歴史を 理解りかい しておられない事にもあるはずです。




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