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板金ばんきんCAD/CAMキャド/キャム

ここまでで述べて来 たCAD/CAMキャド/キャムの 話は『そもそも ろん 』です。 これらは 板金ばんきん というジャンルでなくても、ほぼ 同じ話です。 では、 板金ばんきん という 分野ぶんや に限っての CAD/CAMキャド/キャムとは、どんな 内容で、 何処どこ が他のジャンルと違っているのでしょうか?

次加工じかこう が無い

一般的な CAD/CAMキャド/キャム のCAM側は 切削加工せっさくかこう を考えたものが、 ほとんどです。  具体的ぐたいてき工作機械こうさくきかい はマシニングセンターやNC 旋盤せんばん です。 これらの 機械加工きかいかこう は、一度、 けず った 場所を さら何度なんどけず り、 最後さいご に、 ゆっくりと けず って 仕上しあ げを行います。 この事を2 次加工じかこう とか3 次加工じかこう と言います。  板金ばんきん の場合は、これとは全く こと なったものとなっていて、 板をどのように切る( く)のかという 情報じょうほう を、タレパンやレーザー 加工機かこうき に与える事となります。 

その 情報じょうほう は、タレパンの場合、 製品せいひん外周がいしゅう形状けいじょう に合わせた 位置いち に、長い 角穴かくあな連続的れんぞくてき に開ける 情報じょうほう となっています。また、レーザーの 場合は、 製品外周せいひんがいしゅう形状けいじょうせん データで受け わた す事となります。 板の 何処どこ の 部分からでも、いきなり 製品せいひん を取り出す事ができますので、 切削加工せっさくかこう のような、2 次加工じかこう次加工じかこう概念がいねん はありません。

板金ばんきんCAD/CAMキャド/キャムは、 機械加工きかいかこう切削加工せっさくかこう )の CAD/CAMキャド/キャムとは、 加工機械かこうきかい のタイプが全く違うので、まったく違った CAD/CAMキャド/キャム システムとなります。

展開図てんかいず概念がいねん

タレパンやレーザー 加工機かこうき で、 製品せいひん外周がいしゅう を切り出した後、ほとんどの 板金部品ばんきんぶひん は、プレスブレーキと 呼ばれる、曲げ機で曲げ加工が行われます。  鉄板てっぱん は、曲げが行われると曲げ 位置いち びます。この びの量を 逆算ぎゃくさん して、全ての 外周がいしゅう の大きさや穴の 位置いち を少し小さく 位置いち をずらして作っておく必要があります。  普通ふつう は、3Dの 製品せいひん データをもらって来て、 り紙を開くのと同じ よう に、元の 板形状いたけいじょう平面へいめん )に もど します。 この時、2Dに えが いた図の事を 展開図てんかいず と言います。  展開図てんかいず は少し小さく作っておくために書く図で、 展開図てんかいず寸法すんぽう間違まちがい えると、穴が 間違まちがい った 位置いち に開いたり、大きさが違う はこ になってしまいます。

3Dの 製品せいひん データをもらって 来る事ができた場合は、 板金ばんきん の< CAD/CAMキャド/キャム を使って、正確な 展開図てんかいず と、その 展開図てんかいず に従ったNCデータを 自動的じどうてき に作成する事ができます。 これを 人間にんげん の手で行えば、 何時間なんじかんかか るような仕事で、 間違まちがい いも起こり易いのですが、 板金ばんきんCAD/CAMキャド/キャムを 使えば、 一瞬いっしゅん で正確に、 最終さいしゅう データを作る事ができます。

部品構成ぶひんこうせい概念がいねん

図面を作成や加工データの作成を 支援しえん する事は、 CAD/CAMキャド/キャム重要じゅうよう なメリットです。 ですが、 板金部品ばんきんぶひん機械部品きかいぶひん は、それ 単体たんたい製品せいひん になる事は少なく、 部品構成表ぶひんこうせいひょう などの 管理かんり が必要となります。 

これは、本で言うと、 索引さくいん やINDEXに当たる部分です。 この 管理かんりむつか しいのは、部品は 溶接ようせつ や組み立て 工程こうてい合体がったい し、 名前なまえ が変わってしまうからです。 

人間にんげん で言うと、5本の ゆびてのひら を合わせて手と言います。 その手と 手首てくびひじ などを合わせると 今度こんど は、 うで と言います。 これと同じように、 製品せいひん部品構成ぶひんこうせい はセットになると 別の 名前なまえ になります。 これをしっかり 管理かんり できなければ、 生産個数せいさんこすう集計しゅうけい ができず、 生産管理せいさんかんり もおぼつかなくなります。  何段階なんだんかい もの 階層かいそう となったり、 部品点数ぶひんてんすう が増えるほど 管理かんり大変たいへん になりますが、 最近さいきんCAD/CAMキャド/キャム は、これも、うまく 管理かんり できるシステムとなっています。  生産管理用語せいさんかんりようご では、この 作業さぎょう を“ 山積やまず み”“ 山崩やまくず し”と言う場合もあります。


きちんとした CAD/CAMキャド/キャム は、 工場内こうじょうない機械化きかいか万全ばんぜん に行う事が、 導入どうにゅう する 前段階まえだんかい のノルマとなっています。
ハンドグラインダーでバリ 取りをしている 板金工場ばんきんこうじょう においては、 CAD/CAMキャド/キャム導入どうにゅう を行うと 様々さまざま矛盾むじゅん が発生してしまいます。 

機械化きかいか +システム化された 前後ぜんご工程こうてい効率化こうりつか が進んでしまい、 つね に、 しりたた かれる 状態じょうたい になります。  生産速度せいさんそくど を向上させる事ができないバリ取り 工程こうてい作業者さぎょうしゃ は、自分の 担当工程たんとうこうてい が、 工場全体こうじょうぜんたい のボトルネックになってしまい、 かな しい思いや、 残念ざんねん な思いをする事でしょう。




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