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鉄の 魅力みりょく その1

鉄道会社てつどうがいしゃ製鉄会社せいてつがいしゃ では、鉄という文字を使いたがらなかった歴史があります。  その理由は、鉄という字が、金を失うと書くからだそうです。 そこで、金を失うとは書かず、金の と書くようにしたり、古い文字を使うようにしたのだそうです。  筆者ひっしゃ は “ 少し 無理むり がある話だけど、これって大切な事ではないかな ” と思います。  自分達じぶんたち の仕事にプライドを持ちたいので、こういった事が気になったのでしょう。

ところで、皆さんは鉄は好きですか?  板金屋ばんきんや さんが、いつも あつか っている金属は鉄です。 鉄は、 人類じんるい が必要とする 構造物こうぞうぶつ を作る上で かす事のできない 素材そざい です。

街角まちかど で “ 鉄は好きですか? ” とインタビューしたとして、どんな答えが かえ ってくるでしょうか?

“冷たい感じがする ”
かた くて するど くて 怪我けが をしそう ”
おも たくて つぶ されそう ”

多くの 人達ひとたち は、木やプラスチックと 比較ひかく して、このような答えを かえ すのではないでしょうか? でも、どれも、あまり 良 いイメージではありませんね。  筆者ひっしゃ は、 板金屋ばんきんや さんで働く皆さんには、鉄に対して、このようなイメージを持ってもらいたくはありません。 皆が きら うような鉄を あつか う仕事をしているなどと、考えて しくはないからです。

そこで、このページでは、鉄の 魅力みりょく について少し述べたいと思います。

昭和しょうわ 40 年代ねんだい高度経済成長こうどけいざいせいちょうころ 、これからは鉄の時代ではなく、プラスチックの時代だと言われた時代があります。 プラスチックは、 簡単かんたん着色ちゃくしょく できて 綺麗きれい だし、軽くて、 値段ねだん も安いからです。 しかし、プラスチックは、 自然界しぜんかい の中には 存在そんざい しない 物質ぶっしつ であり、上手く 化学的ばけがくてき分解ぶんかい する方法も見つかっていません。 そのために、 何万年経なんまんねんた っても つちもど る事はないのです。 今では、 学者がくしゃ さんが、ハワイ とう漂着ひょうちゃく する細かなプラスチックを あつ めて、 途方とほう れているような 始末しまつ です。プラスチックを生産する事は、イコール 自然しぜん破壊はかい する事となっています。

これに対して鉄は、 元々もともと 、石ころから 抽出ちゅうしゅつ され、、その へん てれば、 びの かたまり になって つちもど ってゆきます。

今でこそ、プラスチックの もと となる石油が、実は 無尽蔵むじんぞう存在そんざい する事が解りましたが、 人類じんるい は、これまで(今でも?)、石油が 枯渇こかつ する心配ばかりしていましたので、 原料げんりょう が石油であるという点もプラスチックの大きな 欠点けってん であると言われていました。

ところで鉄は 地球ちきゅう に、どのくらいの 量存在りょうそんざい するのかご 存知ぞんじ でしょうか?  地球ちきゅう にある鉄の量は、おおよそ 夜空よぞらうか かぶ月と同じくらいの量であると言われています。  宇宙空間うちゅうくうかん にある 隕石いんせき の多くは鉄でできています。例えば、最も古い 古代こだい鉄器てっき は、 隕石いんせき から作ったものなのだそうです。  地球ちきゅう は、 元々無数もともとむすう隕石衝突いんせきしょうとつ によってできたものなので、鉄だらけなのです。 

それでは、 何故なぜ宇宙うちゅう には鉄を多く含む 隕石いんせき が沢山あるのかと言うと、それは、 恒星こうせい太陽たいよう )が鉄を作っているからです。 あなたの かたわら にある鉄は、 昼間ひるま 、あなたの あたま の上にある、あの 太陽たいよう が作ったものではなく、 現在げんざい太陽系たいようけい が出来る前に、 現在げんざい太陽系たいようけい の近くにあった別の 恒星こうせい太陽たいよう )が作ったものです。 

恒星こうせい何故なぜ 、鉄を作るのかと言うと、 宇宙うちゅう一番沢山いちばんたくさん ある 元素げんそ水素すいそ が、 恒星こうせいあつ まって自分の 重力じゅうりょく により 超高圧状態ちょうこうあつじょうたい になり 核融合反応かくゆうごうはんのう が 起 こるからです。 そして、 核融合かくゆうごうかさ ねて、しまいに鉄になるのです。  鉄以外てついがい元素げんそ も沢山できますが、一番、でき易いのが鉄なのです。

少し話が、 れましたが、そんな わけ で鉄というのは、もの すご沢山地球上たくさんちきゅうじょう にあるので、 枯渇こかつ する心配が全くないのです。

昭和しょうわ 40 年代ねんだい には、 自然しぜんあい されるようにもなり “ 木 の ぬく もり ” といった言葉もよく耳にするようになりました。 でも、昔は 地球上ちきゅうじょう に沢山あった木は、 全然無ぜんぜんな くなってしまいました。  木造もくぞう の大きな 建物たてもの を作るのは、 大木たいぼく が必要で、例えば、 姫路城ひめじじょう大黒柱だいこくばしら も、 複数ふくすう の木で ぎ木がしてあります。 大きな 神宮じんぐううら の森では、 将来しょうらい神宮じんぐう建物たてもの てなおすためにわざわざ木を育てています。 細かな 割箸わりばし や、木の 合板ごうはん 、紙を作るのには 事欠ことか きませんが、 自然しぜん を大切にしようという 気持きも ちは、“ 木の ぬく もり ” を得たいと思う 気持きも ちよりも大切であるという事を誰もが知っています。

また、 如何いか木材もくざいすぐ れていると言ったところで、 明石海峡大橋あかしかいきょうおおはし木材もくざい で作れると考える人はいないと思います。 大きな 構造物こうぞうぶつ を作るには、 素材そざい の強さが必要であり、 明石海峡大橋あかしかいきょうおおはし レベルの 巨大構造物きょだいけんぞうぶつ を、 鉄以外てついがい素材そざい で作る事は、 強度きょうど とコストを考え合わせると、 現段階げんだんかい では、全く 不可能ふかのう です。 



どうですか? “ やっぱ鉄しかない ” という事が 御理解頂ごりかいいただ けたでしょうか?


次ページは 鉄の 魅力みりょく その2 です。




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