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下請けかけこみ寺 その4


  本来、発注者が 負担ふたん すべきコストを、受注者に 負担ふたん させていませんか?

例えば、板金屋さんでは、 お客の都合で、 分納ぶんのう を要求される事もあります。 
“納品されても置き場が無い”

とか
“金が無いから”
という理由も多いでしょう。 

それは、それで、最初から、そのような話になる事が 告知こくち されていて、 それを 前提ぜんてい として、見積が提出されていれば、それで良いのですが、 例えば、急に 分納ぶんのう になったとして、 納品されなかった商品が、板金屋さんには残ってしまいます。  その 管理費用かんりひよう や、 分納ぶんのう 分の 輸送ゆそう コストが考慮されていない場合が多く、 そういった話をすると、
“最初から言ってくれていたら良かったのだけど、今更、 予算追加よさんついか はできないので”

と言って、取り合ってもらえなかったりします。

板金屋さん側のミスや勘違いが から む事もあるので、 板金屋さんが、あきらめてしまう事も多いのですが、 分納ぶんのう となった場合の計画を、きちんと立てていないのは、 お客側も同じなのです。 お客側は、気付いていたのに、知らないふりをしている事も多く、 さらには
「最初から、 分納ぶんのう のつもりだった」

などという、 ほとんど 詐欺さぎ みたいな 手法しゅほう を用いている、お客も多いはずです。

  割引困難わりびきこんなん長期手形ちょうきてがた交付こうふ していませんか?

ほとんどの板金屋さんは、今でも120日以上の 手形てがた を受け取っています。  金融機関で、 手形割引てがたわりびき (高い割引手数料を支払って、現金に換えてもらう)を行うと、 割引期間わりびききかん の間、 借入金しゃくにゅうきん が増えたのと同じ評価をされてしまい、 一般に、その分、会社の 経営状況けいえいじょうきょう が悪化したとされてしまいます。 

経営にゆとりがある板金屋さんなら 期日きじつ (120日後)まで持っている事も出来ますが、 金額が大きくなればなるほど、そういった事は難しくなります。  また、その120日間の間に、振り出し企業が無くなってしまう( 倒産とうさん など)事もあり、 ほとんどの板金屋さんは、 額面がくめん は様々ですが、 紙切れになった手形を、今でも持っている事も多いのです。

手形てがた流通量りゅうつうりょう は、近年、劇的に少なくなりました。 でも、板金屋さん周辺においては、まだまだ 手形てがた流通りゅうつう が沢山あって、 一刻も早く、全て現金払いとすべきです。

これを、大企業や、1次下請け、2次下請け企業が、 中小零細企業に対して、無理やり受け取らせているような事があっては ならない事になっていますが、 これを、板金屋の経営者の方は知らない事が多い。

20年前と比べると、日本全体で手形の 流通量りゅうつうりょう が10分の1になっている事を ご存知ない場合も多いようです。

  発注者の都合で、商品の 受領じゅりょう拒否きょひ したり返品したりしていませんか?

板金屋さんは、一旦、生産に着手したら
“いらなくなった”
“予定が変更になった”
“間違って発注した”
という理由での 返品へんぴん や注文の取り消しに、応じる必要はありません。  板金屋さん側の 勘違かんちが いによる受注であったり、不具合品を納入してしまった場合は別ですが、 ほとんどの板金屋さんでは、お客の勝手な都合による 返品へんぴん を受付けてしまっています。

例えば、その後、お客と交渉して
“半分だけ支払ってもらった” とか
材料費ざいりょうひ だけでも支払ってもらえて良かった”
という話も聞きますが、 そういった場合は、多くの 判例はんれい があって、 例外なく“全ての費用”を支払ってもらえる のが本当です。

板金屋さんと、お客の関係は、常に 対等たいとう の取引となってるべきで、 “板金屋業界の 慣例かんれい だから”という 台詞せりふ もよく耳にしますが、 「板金屋業界の 慣例取引かんれいとりひき 」などというのは、日本の 商法しょうほう において存在しませんし、 こんな事を認めていては、 何時まで経っても「下請け いじ め」から逃れられません。

多くの板金屋さんで、そのような 悪慣例あくかんれい を無くす事ができないとすれば、 板金屋業界全体の 存続そんぞく すらも怪しくなってきます。




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