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にしき御旗みはた を得た板金屋さん

これまでのページで述べてきたように、 板金屋さんは、日頃から多くの「下請け いじ め」を受けていて その事が、板金屋さんの成長を大きく さまた げています。  本来、板金屋さんの仕事は、とっても もう かる仕事のはずですが、 成長困難せいちょうこんなん な最大の理由が、この「下請け いじ め」なのです。 

板金屋の皆さんは、自分たちが「下請け いじ め」を受けているという事を、 正確に 自覚じかく すべきです。  日本中の板金屋さんには、1社残らず、この事に気付いて欲しい。  10年も板金屋さんを続けていると、 これまで述べてきた「下請け いじ め」のパターンに 毎年、何度もブチ当たっています。

筆者に言わせれば、過去20年の間に 廃業はいぎょう した板金屋さんの ほとんどは、不当な“ いじ め”が原因。
仲間には、いつも
“これだけ いじ めを受けても板金屋をやっている人達は、どうかしてる。”
と言っていましたので、そんな思いを 払拭ふっしょく できる、 「 下請けかけこみ寺 」や、一連のパンフレットを高く評価します。

後は、板金屋さんが、お客との取引の中で、 これをどう利用して行くかに かっています。  これを、 上手じょうず に利用して取引先との 関係改善かんけいかいぜん ができた板金屋さんは 大成長だいせいちょう し、 古い間違った 商習慣しょうしゅうかん を変えられなかった板金屋さんは、 何れ廃業するしかありません。 

後継者こうけいしゃ が育っていない中小零細企業は、 金融機関きんゆうきかん も金を貸してくれなくなりますし、 リース 契約けいやく すら難しくなります。  それが解っていも、板金屋さんが 後継者こうけいしゃ を育てる事は難しい。  その理由は、 現在の 経営者自身けいえいしゃじしん も、「下請け いじ め」が極めて多い事が解っていて、 自分の子供や 弟子でし の将来の苦労を考えると、 後を いでくれとは言い出しにくいからです。

これら「下請け いじ め」の 風習ふうしゅう は、70年以上の時間を掛けて、 はびこった 年代物ねんだいもの悪習慣あくしゅうかん です。  いくら 中小企業庁ちゅうしょうきぎょうちょう の皆さんが素晴らしいパンフレットを用意してくれたと言っても、 短い時間で 払拭ふっしょく するのは無理かもしれません。

ですが、板金屋以外の多くの業界では、 既にこういった 悪習慣あくしゅうかん は、ほとんど無くなっている事も事実です。  その上、「 下請けかけこみ寺 」という にしき御旗みはた まで得たのだから板金屋さんは 官軍かんぐん です。  相手は ふる え上がるしかなく、 たとえ相手が江戸幕府(大企業)でも 官軍かんぐん (板金屋さん)の勝利は見えています。

このままの流れでは、30年後には、 日本の板金屋さんが 激減げきげん してしまうでしょう。  そんな中で、 わず かに生き残った板金屋さんは、 希少価値きしょうかち によって顧客と対等な立場を きず く事ができると思います。  しかし、このシナリオでは、 人間国宝にんげんこくほう は作れても、産業としては機能せず、 板金製品は海外からの輸入に たよ り切る事となり、 我国の板金産業は 絶滅ぜつめつ に等しい状況となります。  これは明らかに 国益こくえき に反します。

筆者は、そのような状況になる事を 阻止そし するためには、 板金屋さん達は、大企業に対して、 これまでのように、 萎縮いしゅく し続けるべきではなく、 もう少し 交戦的こうせんてき になっても良いのではないか と思っています。   「下請け いじ め」からの 脱却だっきゃく は、 板金屋さんが 主張しゅちょう さえすれば、受け入れざるを得ない状況となっています。 

筆者は、子供(次世代の板金屋さん)を助けるための 特効薬とっこうやく ( 下請けかけこみ寺 )が届いているのに、 親が(現在の板金屋さん)、それに気付かず、子供が苦しむのは 悲劇ひげき だと思ってます。

2019年には、年号も変わり、私たちは新しい時代を迎えます。  古い、間違った 商習慣しょうしゅうかん は、新しい時代には 似合にあ いません。  新しい時代が、我国の板金屋さんにとって、とても良い時代となる事を切に希望します。




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