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洗浄せんじょう のフェイク・ニュース

これまでのページでは、板金製品の 洗浄方式せんじょうほうしき について詳しく述べてきました。 ところで、世の中ではフェイク・ニュースが流れることがよくあります。 比較的ひかくてき 誰もが信じる、 新聞記事しんぶんきじ公共放送こうきょうほうそう であっても、 政治的なベクトルが掛かった 報道ほうどう を見掛ける事があります。

板金屋さんで使う 洗浄機せんじょうき でも、 板金業界ばんきんぎょうかい の中でフェイク・ニュースが流れ、 科学的に間違った 解釈かいしゃく がまかり通ってしまう事があります。

誰かが、 洗浄機せんじょうき に対する、科学的に間違った 解釈かいしゃく を述べて、 あたかもそれが科学的に正解であるかのように多くの人に伝わってしまうと、 我が国の板金技術を含む 科学技術進歩かがくぎじゅつしんぽ弊害へいがい となります。

板金屋さんで用いる 洗浄機せんじょうき に関する、目に付いた フェイク・ニュースを以下に述べたいと思います。

 1.お湯とブラシでは油は取れないという うそ

お湯とブラシとは違った方式の 洗浄機せんじょうき を販売している人達は、 自分達の 販売実績はんばいじっせき を伸ばすために、 “お湯とブラシでは油は取れない” という 発言はつげん をする事があります。  ですが、この 発言はつげん に化学的な 根拠こんきょ はありません。 適切なブラシを選ぶ事もできますし、 お湯の 洗浄効果せんじょうこうか も極めて高い。 お湯とブラシで 油汚あぶらよご れは確実に取れます。
こちらのページに 詳細説明しょうさいせつめい があります。

 2.元々水なのでアルカリイオン水は安全だという うそ

アルカリイオン水は、高価なだけでなく 確実に汚れを取るためには、 どうしても きょう アルカリのアルカリイオン水を使う傾向 傾向けいこう になって行きます。  ところが、 きょう アルカリになればなるほど 危険性きけんせい は増します。  前にも述べましたが、強アルカリは、 塩酸えんさん硫酸りゅうさん よりも人間の体が けるので 危険きけん です。

洗浄せんじょう では pH13ピーエイチ13 を超える アルカリイオン水が使われる事がありますが、 これは 危険きけん だと申し上げるしかありません。  営業トークとしての “ 元々水もともとみず ですから、安心です” という 台詞せりふ も、 化学を解っている人に “pH13を える液が、どうして安全だと言えるのですか?” と言われたら、誰も 反論はんろん はできません。

さらに水から作ったから安心だという点にも、 科学的な 矛盾むじゅん があります。  水素すいそ ガスは、 水素爆発すいそばくはつ するので 危険きけん である事は有名ですが 水素すいそ ガスは、水から作る事ができるので、 水素すいそ と言うのです。  もしも、“ 元々水もともとみず だから安心だ”と言うのであれば、 “ 水素すいそ ガスも 元々水もともとみず ですが、これも安心なのですか?”という話になります。

 3.人の体は けないが、油は溶けるという うそ

油は石油から作ります。その石油は 太古たいこ の生物の 死骸しがい から み出したもので つまり 元々生物もともと です。石油の事を『 生物化石燃料せいぶつかせきねんりょう 』と言う事からも明らかです。 根本的こんぽんてき に油と生物の体は、ほぼ同じ 化学組成かがくそせい で出来ています。 油だけを かし、生物である人の体は かさないという事は化学的にありえません。 油が ける 溶液ようえき は、必ず、同じ 有機物ゆうきぶつ である人間の体も けるのです。

 4.ブラシで洗浄すると板に傷が付くという うそ

確かに、ブラシがダイヤモンドみたいに かた ければ、汚れだけではなく 板表面いたひょうめんけず れるでしょう。 ブラシの かた さが1種類しか無いのであれば正しいのかも知れませんが、 実際は、 様々さまざまかた さの歯ブラシがあるのと同じで、 バリ取りブラシにも様々な かた さのものがあります。

油汚れで一番ガンコなのは 固形化こけいか した油です。  ですが、油汚れは 有機物ゆうきぶつ 。 金属は、 原子げんし強固きょうこ に結びついた 金属結合きんぞくけつごう した 無機物むきぶつ ですから、 その かた さには、凄〜く大きな差があって、 その あいだかた さのブラシは、いくらでもあります。 ブラシに用いられている 砥粒技術とりゅうぎじゅつ が、どのようなものなのかを、 ご存知ないという事を自分から言いふらしているようなものです。
ブラシの 詳細説明しょうさいせつめい ページはこちら


上記の内容は、あくまで科学的な 事実じじつ に基づいたものであり、 政治的もしくは営業的な 意図いと で述べたものではありません。  お仕事のジャンルを問わず、 科学的な事実を知らないと そん をする事があります。  こういった内容が、 板金屋の皆さんの 利益りえき に結び付く事を望むものです。




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