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塑性加工そせいかこう とバリ取り 技術ぎじゅつ

板金屋ばんきんや さんやプレス屋さんで行われている加工は、多くの場合、 金属の板を使って、それを、切ったり、曲げたりするものですが、それらは、 塑性加工そせいかこう と言われる加工ジャンルに ぞく します。 

よく、 塑性加工そせいかこう比較ひかく されるのは、 機械加工きかいかこう で、こちらは、マシニングセンターやNC 旋盤せんばん代表だいひょう される、 切削加工せっさくかこう の事です。  塑性加工そせいかこう機械加工きかいかこう の違いは、 板金屋ばんきんや さんの 本質ほんしつ を考える場合に 非常ひじょう重要じゅうよう です。

塑性加工そせいかこう機械加工きかいかこう一部いちぶ だと考える方もおられます。例えば、 塑性加工そせいかこう専門せんもん とする先生は、 機械系きかいけい (ものづくり)を教える 大学だいがく の中で、 わず数人すうにん 、もしくは1人しかおられないといった場合が多いのです。

ですが、 一般的いっぱんてき金属製品きんぞくせいひん においては、 機械加工きかいかこう で作られた 製品せいひん よりも、 塑性加工そせいかこう で作られた 製品せいひん の方が 圧倒的あっとうてき に多いという 事実じじつ があります。

機械加工屋きかいかこうや さんは、 歴史上れきしじょう 、プレス屋さんや 板金屋ばんきんや さんが、新しい 設備せつび導入どうにゅう する度に、仕事を うば われる 存在そんざい でした。

乱暴らんぼう表現ひょうげん になりますが、きっちり 高精度こうせいど金属製品きんぞくせいひん を作る場合は 塑性加工そせいかこう よりも 機械加工きかいかこう 。  適当てきとう精度せいど で、 効率良こうりつよ金属製品きんぞくせいひん を作る場合は 塑性加工そせいかこう 。  例えば、 家電製品かでんせいひん内部ないぶ には、金属の板が使われていて、これを 板金製品ばんきんせいひん と言いますが、その、 加工精度かこうせいど は、 ±0.2mmプラスマイナスれいてんにミリ 程度ていど のもので±0.01レベルの 機械加工きかいかこう比較ひかく すれば、いいかげんな 精度せいど であると言う事ができます。 ですが、多くの 家電製品かでんせいひん の部品においては、±0.01mmレベルの 機械加工きかいかこう精度せいど は必要のない場合が多く、 精度せいど よりも、安い 価格かかく が求められる事になります。 そういった 事情じじょう から、 塑性加工そせいかこう で作られた 金属製品きんぞくせいひん が多いのです。

また、ビールやコーラの かん は、 元々もともと 、丸く切った金属の板から作られています。 それを、プレス 機械きかい を使って、最初はお さら のような ふか さから、だんだんと、コップのような ふか さに加工するのです。 これと同じ形に 機械加工きかいかこう で、金属の かたまりけず り出して作る事も可能ですが、 製品せいひん よりも多くの けず りカスが出る事になります。  塑性加工そせいかこう は、 機械加工きかいかこう よりも、 資源しげん のムダが少ない加工なのです。  塑性加工そせいかこう とういう 加工技術かこうぎじゅつ がある事によって、 かん存在そんざい するのです。

多くの 板金屋ばんきんや さんは『 塑性加工そせいかこう 』という言葉をご 存知ぞんじ ありません。 ですが、加工に 問題もんだい が発生したり、 不思議ふしぎ な加工を 理解りかい しようとした時には、『 塑性加工そせいかこう 』と言う言葉を用いて、ネット 検索けんさく したり、本を買ったりせねばならないはずです。

例えば、タレパンやシャーリングマシンやプレスで、 金属の板を切ったり、穴を けたりする加工の事を、せん だん 加工と言いますが、せん だん 加工は、 塑性加工そせいかこう の中に ぞく し、この内容を 詳細しょうさい に説明しているのは、 塑性加工そせいかこう 関連かんれん の本です。 どんな時に、大きなバリが出るのかなどに始まり、 特殊とくしゅ な、せん だん 加工の例なども 調しら べる事が出来ます。 例えば、 うす板厚いたあつ 0.5mmの板に穴を ける時に、どういった事に気を付けた方が良いのかなども解るでしょう。

ところで、 体系的たいけいてき塑性加工そせいかこう の勉強をされていない方が、 機械加工きかいかこう 関係かんけい のお仕事をされている方と話をされた時に、よく、下記のような 勘違かんちが いの 台詞せりふ が出て来ます。 “曲げたり、切ったりする加工を行うと、金属の中に細かい 亀裂きれつ が発生して、後で 破壊はかいつな がる”というものです。  自分達じぶんたち は、 時間じかん けて 高精度こうせいど に金属を けず ってモノを作っているので、そういった 勘違かんちが いをしている方が多いようですが、それはデマです。 金属は、曲げたり切ったり、 しぼ ったりすると 加工硬化かこうこうか といって、 簡単かんたん に言えば、その部分が きた えられます。  元々もともと の強さよりも強くなるので、 こわ れるとすれば、 変形へんけい させなかった部分が さきこわ れるのです。 また、 鍛流線たんりゅうせん と言って、 金属組織きんぞくそしき が加工によって力を受けた 方向ほうこう に逆らうような 筋目すじめ もできます。  金属結合きんぞくけつごう は、加工を受けた部分に 欠陥けっかん が出来るような事もありません。  金属結合きんぞくけつごう理解りかい されず、プラスチック 製品せいひん などと、同じだと思っておられる点が 間違まちがい っておられるのです。  機械加工きかいかこう で作った 製品せいひん よりも、 塑性加工そせいかこう で作った 製品せいひん の方が、強い 強度きょうど を持つ 製品せいひん を作る事ができます。

ですが、 塑性加工そせいかこう にも 弱点じゃくてん のような部分があります。 それが、 板金屋ばんきんや さんが行っている 塑性加工そせいかこう の中で、最も多く行われている、せん だん 加工で発生するバリです。 せん だん 加工を行うと必ず、 危険きけん なバリが出てしまいます。 この 問題もんだい解決かいけつ するのが バリ取り機 です。




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